第2楽章 照らし出せ、旅人の行くしるべを
投稿日:2022年04月07日投稿者:じゅうべい(Jubei)
カテゴリー:第6遊行 旅空の下で , 平安仏教聖伝―阿弥陀聖(ひじり)空也編―
「さあ、着きましたぞ」 「うわあ、おっきい」 澄み渡った青空の下、レンがその高大な建物を見て、感歎の声を漏らしている。 それは、七条大路に面して南に門をどんと構えて、やって来る者を盛大に迎えてくれている。 そしてその門を […]
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「さあ、着きましたぞ」 「うわあ、おっきい」 澄み渡った青空の下、レンがその高大な建物を見て、感歎の声を漏らしている。 それは、七条大路に面して南に門をどんと構えて、やって来る者を盛大に迎えてくれている。 そしてその門を […]
おはようございます! くらま天狗です( ̄― ̄) 私は小中高大学と全部京都市内の学校を出ました。 その中で仲良くなった友達もたくさん居ましたが、そのほとんどが京都から出ていきました。 大学から他府県に移った人、就職で京都市 […]
「空也様」 レンといっしょに女を介抱し終わってからしばらくすると、羅城門に一人の僧がやってきた。背丈は五尺五寸(一六五センチ)くらいで逞しい筋骨を身体に具えおり、物を運ぶための荷車を引いている。 「おお、待っていたぞ蓮性 […]
おはようございます! くらま天狗です(^○^) 本日は京都人の日常のお買い物事情について解説いたします。 京都市街中心部には錦市場という商店街があり、ここは「京の台所」なんて呼ばれていて、ちょっと高級で美味しいものが売ら […]
あ~~もう、腹が減って死にそうだよもう、いいかげんにしろよもう、チクショウバカ野郎。なんにも・・・・なんにも食ってないんだ。昨日から・・・・・ばにゃにゃ一本しか食ってないんだよ、だから今にも死にそうなんだ。 た・・・・・ […]
京都祇園。みなさんはどんなイメージがありますか? 花街であり飲食店街であり。 「一見さんお断わり。」なんてお店もあったりで、敷居の高いイメージがありますよね。 adsense2 京都人は祇園でお金を使ったことを自慢したが […]
後編:仏法の道―大如来蔵浄土の聖伝― 3.仏法の道(大如来蔵浄土の聖伝) パドマ国に生きている人々の中には、 まず根本の精神的支柱として大如来蔵浄土の聖伝が存在している。 それは宇宙全体、地球そのものを釈迦牟尼仏とみる考 […]
おはようございます! くらま天狗です( ̄― ̄)b 京都人が形容詞を強調する時に、形容詞を2回続けて言うのはご存知ですか? 特に今日なんか外は寒いので、外出したら「今日はさぶいさぶいなぁ」とか言いますね。 これは「今日はめ […]
前編:智慧と慈悲の共生社会 智慧と慈悲の共生社会、 それは様々な仏陀の教えを分かち合い、智慧と慈悲によって共に生き合い支え合う社会のあり方をいう。人々が様々な仏陀の教えを共通の基盤としてつながり合い、手を取り合って共にこ […]
後編:阿弥陀仏様の子守唄 「南無阿弥陀仏、阿弥陀仏。南無阿弥陀仏、阿弥陀仏。」 私、空也はレンを抱きしめながら、レンの頭を撫でながら、口に任せて阿弥陀念仏を称え始めていた。 「南無阿弥陀仏、阿弥陀念仏。南無阿弥陀仏、阿弥 […]
こんにちは! くらま天狗です( ̄― ̄)b わが家のパソコンですが、いまだにMacbookAir 2012midという機種を使っております。その名の通り2012年に発売された機種です。使い始めてもう10年も経ちます。 つい […]
前編:ありがとう。どういたしまして。 「さあ、これを」 羅城門に戻ってきた私、空也はゆっくりと女の身を起こし、干魚を手で小さくむしって、箸で飯箱に入った白飯を口に運んでやった。女はゆっくりと口をあけてご飯を口に入れ、次い […]
「小太郎!」 羅城門の階段を上がった東の隅に、白い大きな犬が座っている。その犬が幼い童女、レンに気づくと、立ちあがって尻尾を振りながら走ってきた。 レンは嬉しそうに駆け寄ると、笑顔で白い犬の頭を撫でてやる。 「ただいま、 […]
後編:笑顔の出会い 「おねえちゃんが?」 それは、東市で出会った童女が口にした言葉だった。市に来たこの子が鄽(いちくら=お店)から干魚を盗んで捕まりそうになっていたのを、私が助けたのだ。また、この子はその汚い身なりと、今 […]
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