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明けましておめでとうございます!(^o^)/
みなさま新年の初詣には参られましたでしょうか?
くらま天狗は年始早々風邪を引いてしまってまだ行けてません・・・。
さて、今回は正月に食べるお雑煮のお話をしてみようと思います。ご存知の方はご存じかと思いますが、京都の一般家庭では正月に白みそ雑煮を食べます。ただ、正直を言いますと、くらま天狗は子供の頃この白みそ雑煮の味が苦手でした。母親から縁起物だから食べなさいと言われて渋々食べていました・・・。
それがいつからでしょうか。大人になってからかな?澄まし汁の雑煮よりも白みそ雑煮の方が美味しいと感じるようになってきました。味覚というのは不思議なものですね!
では、参考になるように、京都の白みそ雑煮に使う材料の言われを解説しますね(^▽^)/
1.白味噌
味噌はもちろん白味噌を使います。普通の味噌汁よりはかなり多い目の味噌を使用します。正月のお雑煮は歳神様にお供えするものでもあるので、神様が好きな白色の味噌を使うのだそうです。
2.丸餅
餅は丸餅を使います。餅は伸びるので長寿を願う食べ物と言われています。それを丸い形にして「家庭円満」への願いが込められています。
3.頭芋
京都では頭芋として、京野菜である海老芋(えびいも)を使用します。大きい頭芋に切れ目を入れないでお雑煮に入れます。この頭芋には、子孫繁栄、人の上に立つ「頭(かしら)」になるような願いが込められています。また、海老芋は芽が出た状態のものを使用しますので、「芽が出るように」という意味も込められています。(簡易的に小芋を使用する場合もあります。)
4.金時人参
お野菜はまず金時人参を使います。金時人参は京野菜ブランドの一種で、坂田金時(金太郎)の赤ら顔のような紅い人参ということで、金時人参の名が付いたそうです。京都をはじめとする関西では「家庭円満」の縁起をかけて、この金時人参を輪切りにして使います。
5.祝大根
輪切りにした祝大根も入れます。祝大根は奈良県在来の大根の品種で、「大和野菜」とも呼ばれています。その透き通った白い肌と「細く長く」の形状、輪切りにした際の切り口が真ん丸で「家庭円満」につながると言われています
6.昆布だし
おダシは昆布で取ります。お雑煮は歳神様へお供えするものでもあるので、神様が嫌う生臭い魚ではダシを取らずに、昆布のみでダシをとって、食べる直前に糸鰹(いとかつお)を乗せて食べます。
まとめ
いかがだったでしょうか?京都の白みそ雑煮には、色んな願いを込めた食材が使われていることがお分かり頂けたでしょう。毎年年末の時期には、スーパーや商店街に行くと正月の食材が揃っていると思います。特に京都にお住まいのかた、これをきっかけに白みそ雑煮にチャレンジしてみられてはいかがでしょうか?(^_^)
この記事を書いた人
くらま天狗(Kurama Tengu)
生まれも育ちも京都な人。
B級グルメが好きで、天下一品のラーメンが大好物(^o^)
ホームページとかいろいろ作るのが得意です。