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後編:仏法の道―大如来蔵浄土の聖伝―

3.仏法の道(大如来蔵浄土の聖伝)

パドマ国に生きている人々の中には、
まず根本の精神的支柱として大如来蔵浄土の聖伝が存在している。

それは宇宙全体、地球そのものを釈迦牟尼仏とみる考え方である。

全宇宙の中心に坐す、法身仏(教えを身体とする仏陀)としてのお釈迦様

われらは皆、お釈迦様の大いなる慈悲に包まれて、
白蓮華の大地の上に生きている。

全宇宙の中心には法身のお釈迦様が坐しておられ、すべての私たちを見守っておられる。このお釈迦様はすべての存在の根源である。すべての存在は、このお釈迦様から生み出されたのである。

大如来蔵浄土の伝承

この地球はお釈迦様の身体であり、その大地は仏様の大地である。その大地の上で、様々な仏陀や菩薩がお釈迦様のセンス(遺志・意思・意志)を受け継ぎ、人々の救済に励んでおられるのである。様々な仏菩薩は、まだ仏でも菩薩でもなかった頃、お釈迦様より仏種を受け取り、菩薩としてその仏種を仏の大地に植えて育て、自らの仏法の華を咲かせた。
教えの華を大地に咲かせて仏陀となった者たちは、それぞれの大地を区切って蓮の聖域となした。それが所謂世界(仏国土)である。そしてその聖域の中で、今もなお数多くの人々を救い続けているのである。だからこそ、この大地には、仏法という名の白蓮華が咲き誇っているのだ。

法身とは〈教えを身体とする仏陀〉のことで、ここでは最初の仏陀であるお釈迦様の教えと、そこから生まれ出たすべての仏陀の教えをいう。仏陀の肉体が滅んでも、その説かれた教えは永遠にそこに留まって残り続ける。それが法身というものなのだ。

故に、すべての私たちはいついかなる時も、
様々な仏陀の教えに包まれて生きているのである。

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大如来蔵浄土図

法身のお釈迦様(全宇宙の中心)仏教の世界を形づくった根源的存在。

全宇宙の中心に坐す、法身仏(教えを身体とする仏陀)としてのお釈迦様

仏陀の教えを分かち合い、智慧と慈悲によって共に生き合い支え合う社会

仏教地球の図 この身体はお釈迦様の身体であり、その大地は仏様の大地である。仏様の大地にはまずお釈迦様が説かれた四聖諦などの教えの華が咲き、その教えを受け継いだ仏菩薩たちによって仏様の大地の上に様々な華厳宗、天台宗など様々な仏法の教えが花開いた。教えの華が咲いたのち、それぞれの大地を区切って蓮の聖域がつくられ、それらの聖域と教えは、対立することなく様々な視座を提供し合うことでお互いに共存しているのである。

各国土にいる様々な仏菩薩は、
お釈様のセンス(遺志・意思・意志)を継ぐ者たちで、
お釈様の大いなる慈悲が具体的な形をとって出現したものである。

ちなみに曹洞宗などの禅宗の教えは、すべての仏国土の中に基盤として根を張っている。

例えば「修証一如」の教えなどがそうだ。

修行の中に悟りがあり、悟りの中に修行がある。修行の結果小さな悟りに到ったら、そこで満足せずより大きな悟りを目指して精進してゆくのだ。修行に終わりはないのである。

この普遍的な教えはすべての聖域(仏国土)の根底に流れている教えである。

仏法を拠り所として政治の道と経済の道を一人一人が歩んでゆき、一人一人の生活の中に幸福と安寧を実現していく。それが、智慧と慈悲の共生社会の姿なのだ。

三道分立の図  政治の道(智慧と慈悲)、経済の道(小欲知足)、仏法の道(大如来蔵浄土の聖伝)。この3つを同時進行で行うことで仏教福祉(仏教による幸福と安寧)を実現する。

これから語るのは、私、西光坊浄海が実際に地上極楽の国パドマを巡礼した時に目の当たりにした〈仏陀が造りし慈悲の楽園、智慧と慈悲の共生社会〉のありのままの真実の姿である。

1.地上極楽の国パドマ―三道分立による「融和」と「共生」の平和― (完)

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