仏陀のイラスト
皆さん、ようこそわが大いなる愛の講義へ。今日はこの私自らが、君たちに仏陀の教えを伝授しよう。仏陀である私の説いた教え、その本質はこの世の苦しみからの解放にある。その教えは四諦と呼ばれるものだ。四諦とは、生きていく上で存在する4つの確実なもの〈苦諦・集諦・滅諦・道諦〉のことをいう。

〈苦諦〉、それは、現実世界は無常であるが故に苦しみで満ちている、ということをいうのだ。

この世は次々と変化を繰り返し、移り変わっていくものである。よってすべては全く自分の思い通りにはならない。だからこそ現実世界からは様々な苦しみが生まれてくるのだ。産道を通って生まれ落ちる苦しみ。次第に老いていく苦しみ。そして様々な病にかかる苦しみと、いずれ必ず死んでしまうという、どうしようもない苦しみがある。

それだけではない。生きていれば、愛する者と必ず別れなければならない苦しみがある。恨み憎む者と出会わなければならない苦しみがある。欲しいもの、求めるものが得られないという苦しみがある。

そして私たちは、様々な物や人から、何かを感じて受けとめ、次に頭の中で様々なことを想像し、こうしよう、ああしようと行動しようとする。しかしそれらは所詮感覚的な欲望であり、その欲望が盛んになることで、多くの苦しみを生んでしまうのだ。実に、私たちの存在そのものが苦しみに他ならないのである。

では、なぜこのように多くの苦しみが生まれてしまうのか。その苦悩の起源を説明したものが〈集諦〉だ。

 

苦しのみ原因、それは一言でいえば、人やモノ、特定の考えや自己への執着心にある。「あの人が好きだ、お近づきになりたい」「自分こそが正しい、お前は間違っている」など、様々な執着心から多くの煩いや悩みが生まれる。そしてそれらが肥大化することで、様々な苦しみの状況が生み出されていく、というわけだ。

ストレスやノルマに苦しむ人のイラスト

したがって、人間の心にとりついている執着を滅していけば、苦しみから解放されていく。

この確実な事実を〈滅諦〉という。

苦しみから解放された人のイラスト

そして、執着を滅し苦しみから解放される方法を説明したもの、それが〈道諦〉だ。

 

苦悩を滅するにはどうすればいいのか、それはつまり、8つの正しい道を歩んでゆけばいい。今からそれを教えてあげよう。

 

では、ゆくぞ~~~~~~~!!押~~忍!!オスオス!!

応援する人たちのイラスト

ひと~~~つ ドン!!正しい見解を持つべし!!
それ即ち苦悩を受け入れ、その原因を観察し、苦悩を滅する道を歩もうとすることなり!!

ふた~~~つ ドン!!正しくものごとを思惟するべし!!
これ即ち〈苦・集・滅・道〉の真理を正しく考えることなり!!

みっつ ドン!!正しい言葉遣いをするべし!!
これ即ち、嘘や他人を傷つける言葉等を言わざることなり!!他人を安心させる、柔らかくて優しい言葉等を使うべし!!

よっつ ドン!!正しい行いをしていくべし!!
それ即ち、殺しに盗み、亡者のごとき金儲け、淫らな行為等をしないことなり!!

いつ~~つ ドン!!正しい生活をしていくべし!!
それ即ち、上の〈ひとつ〉から〈よっつ〉までを統合したものなり!!

はいむ~~~っつ ドン!!正しい努力を積み重ねるべし!!
それ即ち、ひたすらその道につとめ励むことなり!!

なな~~~つ ドン!!正しい思いを抱くべし。
それ即ち、〈正しい見解〉を持って生きていくということを心に留め、忘れないことなり!!

はいラスト~~~!!やっ~~つ ドン!!正しい瞑想を行うべし!!
それ即ち、専ら1つのことに集中して取り組むことなり!!自らの心を観察し、心を静めていくこと等なり!!

 

以上、これ即ち八正道!!我らが歩むべき正しい道なり!!押~~忍!!ド~~~~~ン!!

 

ハア、ハア、ハア、あ~~~疲れた・・・・・。と、いうわけで、以上がこの私、仏陀の説いた教えだ。ぜひ試してみてくれたまえ。

最後に参考文献を紹介しよう。この私のお話は決して妄想ではない、という証拠に。

ベック著 渡辺照宏 渡辺重朗訳『仏教』上・下(1978年、岩波書店)。
中村元『佛教語大辞典』「八正道」の解説(1981年。東京書籍)。
総合仏教大辞典編集委員会編『総合仏教大辞典』「八聖道」の解説(1987年、法蔵館)。
宮坂宥洪『真釈般若心経』P165~168(2004年、株式会社KADOKAWA)。
ワールポラ・ラーフラ著 今枝由郎訳『ブッダが説いたこと』(2016年、岩波書店。
この本はもともと1959年執筆され、それを全訳したものである)。

コメント(1)

コメント一覧

  • アバター K・スィーガー より:

    シンプルな教えをシンプルなままに伝える。これぞ初期仏教の妙諦でしょう。それを実践するばかものランボーさんの講義にこれからも刮目させてもらいます!

コメントする



※コメントは承認制です。ただちにはページに反映されません。

最新記事

コンテンツ

京都の観光地特集京都のラーメン特集
サイト制作・運営 一般社団法人シシン