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はじめに
「つばくろ簡単お料理帖」と題して新しくスタートしましたこのコーナーでは、1人暮らしの人や、「料理は面倒」という人、毎日の献立に行き詰っている人などのために、コラム子がシンプルな手順でしかも美味しいレシピの数々を随時ご紹介していきます。
ご紹介するにあたって心がけるのは、とにかく目を通してくださる方々が読んだ途端、気がしんどくならないこと。
「美味しいかもしれんけど、いかにも厄介そう。誰か代わりに作ってくれはったら食べるけど。」
読者の方々がこんな感想を抱くような料理はここでは一切取り上げません。
このコーナーの基本姿勢はあくまでも、誰でもササッと作れてなお且つ美味しい献立の調理法をお伝えしていくことです。
その理由は何故?
答えはいたって単純。
他ならぬコラム子自身が、普段そういう料理ばかりを作っているからです。
思わず作りたくなる基本の冷やし中華
夏の暑さがニガテなコラム子が、そろそろ気温の上がり始めた5月半ばに頭に浮かんだレシピがこれ。
何とか極力火を使わないで作れて、夏向きのさっぱりとした献立はないかと考えて思いついたのが冷やし中華です。
火を使うのは錦糸卵を焼く時、たれを作る時、麵を茹でる時だけ。
トッピングする具材はハム、キュウリ、トマト、錦糸卵、紅ショウガとカラフルで、見た目にも食欲をそそる味も本格的な一品です。
材料(2人分)
中華麵 | 2玉 |
キュウリ(千切り) | 1本 |
ハム(細切り)か焼豚(細切り) | 8枚(ここではハム) |
卵(錦糸卵) | 3個 |
トマト(4つ切り) | 1個 |
紅ショウガ | 10グラム |
たれ
醬油 | 50㏄ |
酢 | 60㏄ |
水 | 70㏄ |
砂糖 | 30g |
ゴマ油 | 小さじ2杯 |
塩 | 1つまみ |
ほんだし | 少々 |
好みでマヨネーズ、からし適宜
作り方
①たれを作る。鍋にたれの材料を全部入れて砂糖が溶けたら火を消す。
ちょっと沸騰させて酢を飛ばした方が、味がまろやかで美味しくなります。
鍋に入っているたれの写真
②ハムを細切りにする。焼き豚が好みの場合は焼き豚を。
ハムを細切りにした写真
③キュウリを千切りにする。
千切りにしたキュウリの写真
④卵3個は器に入れて溶き、フライパンに油を薄く敷いて、薄焼き卵を3枚焼く。3枚重ねて千切りにして錦糸卵を作る。
錦糸卵の写真
⑤トマトは湯向きして4つに切る。
⑥たっぷりの沸騰したお湯で中華麵を2~3分茹でる。
中華麵を茹でている写真
麵は茹でた後、手早くざるにあげて水をかける。。
中華麵を水にさらす写真
⑦氷を入れたガラスの鉢などに茹でた中華麵をあけて、刻んだハム、キュウリ、錦糸卵、トマト、紅ショウガを盛り付ける。
たれを回しかけてお好みでマヨネーズ、からしをトッピングすれば出来上がり。
冷やし中華の出来上がった写真
コラム子より一言
手作りのたれが決め手となって、本格的な味わいがする冷やし中華ですが、実は思わぬ落とし穴があります。
それは、たれに使う醬油や砂糖の分量です。
どんな冷たい料理にも共通して言えることですが、人は冷たいものを口にする時どうしても味覚が鈍感になります。
そのため冷たいものを美味しいと感じるためには、必然的に味付けが濃くなってしまうのです。
ここで紹介した冷やし中華も例外ではなく、醬油と砂糖を非常にたくさん使用しています。
例え美味しくても健康面を考慮すると、あまり頻繫に食べる献立ではないといえるでしょう。
キャベツのお湯かけサラダ
こちらは冷やし中華と打って変わって非常にヘルシーな一品です。
実は冷やし中華を食べ過ぎて、体重が急に増加したコラム子が苦肉の策として考え付いた献立なのです。
具材はキャベツ、ピーマン、お揚げ、ちくわ、わかめといった低カロリーなもののオンパレード。
これにノンオイルドレッシングをかけて、コラム子はこのところ毎日食べています。
作り方もいたってシンプルで、口当たりがよく極めて夏向き。
キャベツやピーマンなどの野菜は生のまま食べると、どうしても自分がウサギになったような気がしますね。
そうそうたくさん食べられないものです。
しかし、さっとお湯をかけると生野菜はほどよくしんなりする上、嚙み応えもあっておいしさが引き立つから不思議です。
このサラダは野菜の他にミネラルをたくさん含むワカメ、大豆たんぱくを原料とするお揚げ、たんぱく質が豊富なちくわをまとめて食べられる献立です。
作り方は材料を切ってお湯をサッととかけるだけ。
たった10分で出来上がりです。
材料
キャベツ | 半玉、600g |
ピーマン | 4個 |
お揚げ | 1枚 |
ちくわ | 4本 |
乾燥カットワカメ | 5g |
好みのドレッシング |
作り方
①キャベツを大きめのざく切りにする。
キャベツをざく切りにした写真
②ピーマン4個は縦に切って種を取り除き、縦に千切りにする。
ピーマンを縦に切った写真
千切りにしたピーマンの写真
③お揚げを幅1センチに切る。
お揚げの写真
④鍋にたっぷり湯を沸かす。
⑤ざるにキャベツ、ピーマン、お揚げ、乾燥ワカメを入れて、沸騰した湯をサッと回しかけながら菜箸でそこからほぐす。
熱湯を回しかけている写真
⑥材料がしんなりしたら水にさらして、粗熱をとる。
⑦ちくわ4本を幅5ミリに切る。
ちくわを切った写真
⑧粗熱の取れたキャベツやピーマンなどをタッパーなどに入れ、ちくわも入れてドレッシングで和えれば出来上がり。
サラダの出来上がり写真
コラム子より一言
このサラダはすぐ食べても美味しいですが、冷蔵庫で1時間ほど冷やすとよりサッパリと口当たりがよくなります。
今回の野菜はキャベツとピーマンだけでしたが、シメジなどのキノコを入れると一層体にもよくて、美味しさも引き立つでしょう。
これはコラム子が考え付いたレシピなのですが、ある人に紹介したところ、その人も気に入って毎日食べているそうです。
聞くところによると、その人はサラダの上に目玉焼きをトッピングしているとか。
作り手次第でいろいろアレンジできる献立です。
むすび
今回新しく企画した「つばくろ簡単お料理帖」では毎日の料理にすぐ活用でき、また応用の利くメニューを取り上げていきます。
実際コラム子は面倒で手間のかかる調理は極力避けて日々料理していますので、今後紹介していく献立はいずれもその趣旨に基づくものです。
それと同時に季節感を取り入れて、尚且つおサイフにも優しい内容の献立を重視していきたいと思います。
最後に、掲載している写真について申し添えます。
料理の手順を紹介する上で、写真が重要な役割を担うことは言うまでもないことですが、何分コラム子が撮影している環境はスタジオの中でもなければ、傍にアシスタントがいるわけでもありません。
そのため、ライティングや撮影のアングルの面などでどうしても制限や不備が出てきてしまいます。
出来る限り善処していきますが、いたらない画像があることもご理解頂けると助かります。
この記事を書いた人

つばくろ(Tsubakuro)
京都生まれ、京都育ち、生粋の京都人です。
若い頃は京都よりも賑やかな東京や大阪に憧れを抱いていましたが、年を重ねるに従って少しづつ京都の良さが分かってきました。
このサイトでは、一見さんでは見落してしまう京都の食を巡る穴場スポットを紹介します。