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ごきげんいかがでしょうか、落ち武者でございます。

皆さん、ご存知のとおり、八坂神社の御祭神はスサノオ様、結婚なされたクシイナダヒメ様でございます。須佐之男命、素戔嗚尊と云われ、お妃は櫛稲田姫命と云われるそうです。

始まりの神様は、造化三神の神様であるアメノミナカヌシの大神様、タカミムスビノカミ様、カムミムスビノカミ様に始まり、その後に生まれたウマシアシカビヒコジノカミ様、アメノトコタチノカミ様を合わせて、五柱の神を、別天つ神(ことあまつかみ)といいます。

その後に、クニノトコタチノカミ様からイザナギ様、イザナミ様までの七代の神様の世を神世七代(かみよななよ)といいます。

スサノヲ様は、そのイザナギの神様が筑紫の日向でお生みになられた神様であるといわれているそうです。

男神であるイザナギ様、女の姿でお生まれになったイザナミ様は日本の島々、多くの神々をお生みになられました。イザナミ様はその最後にお生みになられた火の神、カグツチ様にホトを焼かれてお亡くなりになられました。

イザナギ様さまはかなしみのあまり、亡くなられたイザナミ様を探し求めて、黄泉の国まで降りられました。

黄泉の国で、イザナギ様はイザナミ様と再会なされました。イザナギ様は喜んでおられたところ、イザナミ様は決して見ていいと言うまで、私の姿を見ないでくださいと言われ、奥の部屋にこもられました。イザナギ様は辛抱しきれず、部屋を覗かれ(のぞかれ)ました。するとイザナミ様は横たわっておられ、お姿は骸であり、うじ虫が集って(たかって)おられ、八種の鬼の雷神が群がっておられました。

イザナギ様は、イザナミ様のそのお姿を見て、一目散に逃げだしました。イザナミ様は、愛しいイザナギ様を追って、鬼たちとともに追いかけます。イザナギ様は櫛などを折って食べ物にしたりして、鬼に投げつけたり、桃を鬼に投げつけたりして、黄泉の国から命からがら逃げきりました。イザナギ様、イザナミ様を思うと何と悲しいことでしょう。

黄泉の国から戻られたイザナギ様は、筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(をど)の川で、黄泉の汚れから身を清める禊をなされました。

その川で身体を清められる際、今、大阪の有名な住吉大社のご祭神あらせられる、イザナギ様の身体を清める際の川の底からはソコツツノオ様、川の中ほどの深さからはナカツツノオ様、川の表面ほどからはウワツツノオ様がお生まれになったのです。

そして最後に左目を洗うとアマテラスオオミカミ様がお生まれになり、右目を洗うとツクヨミ様がお生まれになりました。そして、鼻を洗うとスサノオ様がお生まれになったのです。
こうして、八坂神社の御祭神、スサノオ様がお生まれになったのです。

こうして、私がスサノオをうんだのです。

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