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あった、これだ。ついに見つけたぞ。

多宝塔

『法華経』が説く極楽の塔婆・多宝塔。それが今、ここに。

ここにもまた『法華経』の壮大な真実が顕現しているのだ。
やはり伝説は正しかった。

『法華経』との運命的な出遇いから数十年。私はそこに説かれている極楽塔婆、多宝塔の伝説を求め、これまでいくつもの世界を巡って秘宝を求める旅を続けてきた。そして2023年1月、ついに極東の国ジパングの都京都で、その伝説を目の当たりにしたのである。

ジパングにある歴史都市・京都には、驚くほどたくさんのお寺が存在している。そしてそこに存在するいくつかのお寺の聖域(境内)に、『法華経』の説く伝説の仏塔、多宝塔が出現しているのだ。

「それぞれの身分・能力・財力に応じて、善い行いを積み重ねてゆけば、必ずこの世の苦しみから解放され、安楽の世界へと到る道が開かれるのである。誰もが皆平等に」

過去・現在・未来に渡ってこの『法華経』教えの正しさを証明し、
あらゆるものたちを永遠に救済し続けていくために。

多宝塔、それはその昔、お釈迦様が天竺(インド)の霊鷲山であらゆるものたちに向けて『法華経』を説いておられたとき、地中から出現し、天にかかった七宝の巨大な宝塔のことだ。

この塔は高さが500由旬(14000km)、横幅が250由旬(7000km)もある超巨大な塔で、それは地球の、いや、地球どころの話ではない。
宇宙全体の真実の姿を表しているのである。

つまり、この地球は、そしてこの宇宙は多宝塔そのものということなのだ。素晴らしい!

全宇宙の中心に位置する多宝塔

そしてこの中には過去に『法華経』の教えを聞いてそれを実践し、仏陀となった多宝仏様が座しておられる。多宝仏様は、霊鷲山であらゆるものたちを前に『法華経』を説いていたお釈迦様の前に、七宝で飾られた大塔とともに地中から勢いよく涌出され、天高くかかったかと思うと、大音聲を発してお釈迦様を心から讃えられたのだ。

「善く言った、善く言った、釈迦牟尼仏よ。そなたが説いた『法華経』の教え、これは皆すべて真実である」と。

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なぜ今宝塔が出現したのか。お釈迦様はその理由についてこのように説明して下さった。
お釈迦様

「多宝仏様は東方の宝浄という国にいらっしゃった仏様である。この仏様は修行をしていた菩薩の時、『法華経』が説かれる場所であればどこにでも自分の仏塔を出現させて、『法華経』の正しさを証明しようと誓願を立てられたのだ。
そこで、多宝仏様は涅槃(悟りの境地)に入る時、〈私を供養したいならば一つの大きな仏塔を建立せよ〉、と比丘(男性の出家修行者)たちに指示された。そしてその後、誓願の通り、『法華経』が説かれるところにはどこにでも出現して『法華経』の正しさを証明してこられたのだ。
今の現象もまったく同じで、多宝仏様は『法華経』を聞くためにこの場に出現して、『法華経』の正しさを証明するのである」

それを聞いた聴衆たちを代表して、大楽説菩薩という菩薩がお釈迦様にこう申し上げたのであった。

「ぜひとも偉大なる多宝仏様のお姿を拝見したいです」と。

それを聞いたお釈迦様は、菩薩たちの要望に応えるために穢れ多き娑婆世界(現実世界)を三度に渡って徹底的に浄化され、全世界、全宇宙に散らばっている自身の分身仏(いろいろなところで法華経の教えを実践しているものたち)を宝塔が出現した霊鷲山にすべて集合させたのである。

霊鷲山の多宝塔の前に集まったお釈迦様の分身仏

そしてついに大宝塔の扉が開かれ、その中に座しておられた多宝仏様がお釈迦様のために半座を分かち、2人の仏陀が宝塔の中で並び座すのだ。

多宝塔の中で、釈迦仏様と多宝仏様が並び坐す

巨大な多宝塔の中で

・過去の仏陀たる法身仏(ほっしんぶつ)(『法華経』の教えを身体とする仏陀)の多宝仏様と、
・現在の仏陀たる報身仏(ほうじんぶつ)(修行して報われた身となり、『法華経』の教え〈智慧〉を体得した仏陀)の釈迦仏様とが並び座す。

この瞬間、すべてのものたちに1つの大いなる真実が示されるのだ。

お釈迦様とは、実は久しく遠い昔に仏陀と成っており、遠い過去から現在に至るまでずっと人間をはじめあらゆるものたちに平等に教えを説き続けていたのである、と。

このように教えと智慧が合わさった永遠不滅の仏を、久遠実成(くおんじつじょう)の仏陀という。

『法華経』の教えは、実にこの久遠実成の仏陀によって説かれ、過去・現在・未来に渡って永遠にすべての私たちを救済してくださるのだ。

現在『法華経』の教えを説いて人々を導いていたお釈迦様も、実はこの久遠の仏陀が人々の求めに応じて肉体を持って現れ出た仏陀(応身仏〈おうじんぶつ〉)だったのである。

この壮大な『法華経』の伝説は決して絵空事ではない。紛れもない真実の実話なのだ。私は確かに今、ここ、ジパングの都京都でその伝説を見た。
京都にあるいくつかのお寺(本法寺・常寂光寺・永観堂など)では、今も地中から出現した多宝塔が存在し続けているのである。

過去・現在・未来に渡って教えの正しさを証明し、
あらゆるものたちを永遠に救済し続けていくために。

参考文献

坂本幸男・岩本裕 訳注『法華経』(上)(中)(下)(岩波書店、〈上〉1962年、〈中〉1964年、〈下〉1967年)。
川勝賢亮 編『多宝塔と法華経思想』(東京堂出版、1984年)。

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