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静かでいい場所で、よかった・・・・・・。
と、僕はそう思っていた。

臨済宗の拠点としてとして建仁2年(1202)に開創され(開山は栄西禅師、開基は源頼家)、今も禅の道場として人々の心の拠り所となっているというそのお寺、建仁寺。その境内を歩いていると、本当にそう思えてくる。

建仁寺境内の道

建仁寺境内の道(筆者撮影)

所によっては人がガヤガヤいすぎてせっかくの雰囲気が台無しになると思うこともあるけれど、ここはそうではないらしい。禅宗らしい物静かな空気感があたり一帯に流れていて、心まで落ち着かせてくれるやさしい力が建仁寺にはある。

本坊の中もまた、静かで心地よい感じがしていい。その中庭に潮音庭―三連の庭―という庭がある。
潮音庭

潮音庭(筆者撮影)

中央に三尊石その東には坐禅石、廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅庭だ。季節は夏なので紅葉はないけれど、緑に包まれたその空間は、長椅子に腰かけて眺めているとすごく心も、そして身体も落ち着いてゆく。時間がゆっくりと流れているような、そんなに生き急がなくてもいいような、そんな気持ちにさせてくれる。

それは大雄苑という、白砂に緑苔を配した大きな枯山水の前庭を眺めている時も同じ。やはり心が落ち着く感じがしてすごくいい。

大雄苑

大雄苑(筆者撮影)

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そんな建仁寺の中で、何よりも圧巻なのが法堂の天井に描かれた巨大な双龍図だ。

(2002年、小泉淳作筆)

双龍図

双龍図(筆者撮影)

静けさと激しさが同居して、躍動感をもって描かれている双龍図を前にして、驚かない人はまずいないだろう。手をたたくと、まるで龍が鳴いているようにきこえるという。

龍は仏法を守護する存在として禅宗寺院の法堂にしばしば描かれてきた。また、「水を司る神」ともいわれ、僧に仏法の雨を降らせるとともに、建物を火災から守るという意味が込められている。

しかし、建仁寺800年にわたる歴史の中で法堂の天井に龍が描かれた記録はなく、この双龍図は創建以来、初めての天井画となる(以下略)『双龍図 小泉淳作筆』より

静かでやさしく、ゆっくりとした時間が流れている建仁寺。かと思えば、双龍図のような躍動感ある天井画も存在している建仁寺。ここは、禅仏教を肌で感じられる場所といえるだろう。

うん、きっとそうだ。

建仁寺

  • 所在地:京都市東山区大和大路通四条下る小松町
  • URL:https://www.kenninji.jp/
  • ツイッター:https://twitter.com/hashtag/%E5%BB%BA%E4%BB%81%E5%AF%BA
  • インスタ:https://www.instagram.com/spirit_of_kenninji/?hl=ja
  • 拝観時間
    午前10時~午後4時30分受付終了(午後5時閉門)
  • 拝観料金
    一般 600円 中高生 300円 小学生 200円 ※小学生未満のお子様は無料
    ※小学生以下のみでの拝観は不可
    ※障害者手帳をお持ちの方は無料で拝観可能(介助は有料)
  • 電車でお越しの方
    京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩7分
    阪急電車「河原町駅」より 徒歩10分
  • バスでお越しの方
    JR京都駅より 市バス 206系統・100系統
    市バス「東山安井」より 徒歩5分
    市バス「南座前」より 徒歩7分
    市バス「祇園」・「清水道」より 徒歩10分
  • 車でお越しの方
    北門の近くの駐車場をご利用ください
    駐車料金 30分250円
  • タクシーでお越しの方
    JR京都駅よりタクシーで約10分
  • 自転車でお越しの方
    北門を通った先の、鐘楼の西側に駐輪スペースがございます

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