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かつて、僕は学校で先生からこんなふうに教わったことがある。
「歴史は暗記デ~~ス。暗記しておけば何とかなりマ~~ス」と。
周りの人も、「過去のことだろ。そんなこと学んでも何の役にも立たんわ」と言う人が多かった。
周りの人も、「過去のことだろ。そんなこと学んでも何の役にも立たんわ」と言う人が多かった。
しかし本当にそうだろうか。歴史は決して単なる過去ではないと思う。歴史とはつまり、〈その時代〉の今を生きてこられた人々の軌跡なのだと思うから。
そこにはその時代を生きてきた人々の智慧がたくさん散りばめられている。
次々と変化を繰り返す無常の世を前に、人々はどう生きてこられたのか。様々な時代がもたらす困難を前に何を考え、困難を切り拓くためにどのように行動してきたのか。
その智慧=〈その時代の〉今を生きてこられた人々の生き方や考え方を学ぶことこそが、歴史を学ぶ最大の意義だと思う。
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そして学んだ智慧を日常生活の中で実践し、自らのものとして体得してゆく。そうやって得られた智慧は、きっと、いや、必ずその人の中でこれからを生きる支えとなり、指針となっていくと思うのだ。そこから新しい未来や新しい文化が生まれる可能性も十分あり得る。
歴史は、暗記などでは決してない。そんなことをしても何の意味もないと思う。せいぜいテストでいい点が取れる技術が身につくだけだ。そしてもちろん、「所詮過去でしょ」と言われるものでも、役に立たないものでもない。
むしろ私たちに、これからの人生をどう生きてゆけばよいのか、ということを指し示してくれる、とても大切なものなのだと思う。過去(その時代の今)を生きてこられた先人たちからこの世を生きてゆくための智慧を学び、自らの支えとする。それとともに、その先にある新しい未来をも創ってゆく。
過去を語り伝えると同時に、未来をも創っていくのである。それが歴史を学ぶ本当の意味や価値なのではないかと、歴史都市京都にて、常々考える日々なのであった。
この記事を書いた人
じゅうべい(Jubei)
みなさんこんにちは。今日も元気がとまらない地球人、じゅうべいです。好きなことは遊ぶこと(漫画に映画、音楽(Jロック等)にカフェ巡り)です。
よろしくお願いします。