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昨年から新型コロナの影響で、街に出る機会が格段に減った。
そして、先日朝起きて唐突に思い付いた。
~そういえば、いない。Part.1~
2、3カ月程前から、通勤でまた四条河原町付近を通るようになった。そこでやっと気が付いた。いない。いないのだ。あんなに街に彩りを添えていた、路上パフォーマーの彼ら達の姿が!!
街がやけに寒々しくなったと思っていたのは、単に観光旅行客や、地元民の人出が減ったからだけではなかった事に、やれやれようやく気が付いた。
今から1年半くらい前まで、四条河原町~祇園までの短い間には、ありとあらゆる路上パフォーマー達が、お馴染みの場所に時間になると現れ、街に溶け合い、その誰もがいて当たり前の存在になっていた。四条河原町でパートしていた時なんかは、もういて当たり前、「今日もお互い頑張ってるね」位の気持ちで、秘かに前を通り過ぎていた。
思い出すのは、ここ数年でメディア出演も増え、誰もが知る有名人になった、動かない銅像こと、Mr.Kids、四条大橋付近のアンデス民謡(なんで京都でアンデス?といつも思っていた)、鍋やアルミ缶などありとあらゆるものを使った魂の打楽器奏者、日曜の夜に現れる渋くてかっこいいJAZZトリオのおじさん達、などなど、みな何度か足を止めて、聞き入り、投げ銭したことのある方々。
20数年前から常連だった、木屋町の長渕おじさんのしゃがれ声は、もうもっとずっと前からあそこを通っても聞こえてくることはなくなってしまった。
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彼ら達が戻ってくるのは、いつになるのか。もうこのコロナ禍ではやっていけないと活動の場をYouTubeに移したのかもしれないし、活動休止している方もいるだろう。
でもやっぱり、路上で生で見なければ意味がない。
京都の街がかつての賑わいを取り戻すのはいつになるのか。その賑わいを取り戻した暁には、是非また彼らのホームグラウンドに戻って来て欲しい。京都で一番繁華な四条河原町に、近いうちにまた観光客や買い物客、通勤で行き交う人々、酔っ払い、それぞれの耳と目と心を和ませ、愉しませて欲しいと思っている。もちろん、目新しい度肝を抜くような技術を持った、新人パフォーマーにも期待してまするぞ。
この記事を書いた人
にんにん(Ninnin)
山に囲まれた京都生まれ京都育ち。
趣味は街をプラプラ散歩しながら小旅行を楽しむこと。
いつかは海の見えるところに住んでみたいと企んでいる。