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皆さん、ごきげんいかがですか、落ち武者です。今日もお話の続きをしましょう。

アマテラスオオミカミ様は、スサノオ様に、お生まれになった神様たちをご覧になって云われました。

「五柱の男神様たちは、私の身に付けていた八尺の勾玉の五百津のみすまるの玉から生まれました。だから、私の元に来ていただきましょう。三柱の姫神様たちは、あなたの身に付けていた十握(とつか)の剣から生まれました。だからあなたの元に行くように。」

そうして、五柱の男神様は、アメノホヒ様は後に出雲大社へ降られますが、高天ヶ原にお住まいになり、三柱の姫神様は九州の宗像大社にお住まいなされました。

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天上界をお治めなさる乙女神であられるアマテラスオオミカミ様は、清く雄々しい男(おのこ)であられるマサカツアカツカチハヤヒアメノオシホノミミを身に付けていた勾玉からまずお生まれになったのですが、スサノオ様の息吹からお生まれになったので、スサノオ様は「まさか勝つとは」と思わず云われたそうであります。

しかしながら、マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホノミミ様は、アマテラスオオミカミ様の持ち物である八尺の勾玉の五百津のみすまるの玉からお生まれになったので、アマテラスオオミカミ様がお生みになったことになり、はたまた大逆転でアマテラスオオミカミ様が“まさか勝つとは”ということになるところでした。

スサノオ様は負けたくありません、勝ちたいのです、悪気はないのです。そこでこう叫ばれました。「私の心が清く正しく美しかったので、3人の姫神様が生まれたのだ。故にこの誓約(ウケヒ)の勝負私の勝ちだ。姉上、これで私の心に邪な心が無く、清く正しく明るいことが分かっていただけるでしょう。この姉上とのウケヒのおかげで、清く正しく明るくなることができました。」

スサノオ様は母に会いに、すぐ様堅州根の国に向かわれるのでしょうか。この後、どうなられるのでしょうか、続きを楽しみにしてください。では。

(続く)

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