第３遊行　空也の慈悲なる子守り唄―だからいっしょに歩いていこう―

第３楽章　空也の慈悲なる子守り唄

投稿日：2021年12月03日
投稿者：じゅうべい(Jubei)
カテゴリー：第３遊行　空也の慈悲なる子守り唄―だからいっしょに歩いていこう― , 平安仏教聖伝―阿弥陀聖（ひじり）空也編―

「いや、はなして」 「うるさい、おとなしくしろ！」 ああ・・・・・。 私はその光景に思わず息をのんで小さな悲鳴を上げてしまった。 その姿は、人間と呼ぶにはあまりにも悲惨すぎるものだった。童子の顏と腕は黒い垢に覆われ、ボサ […]

第２楽章　闇に囚われし愚か者たち

投稿日：2021年11月25日
投稿者：じゅうべい(Jubei)
カテゴリー：第３遊行　空也の慈悲なる子守り唄―だからいっしょに歩いていこう― , 平安仏教聖伝―阿弥陀聖（ひじり）空也編―

「待て、このガキ！」 賑やかな昼下がりの東市に、突然怒声が響き渡る。私、空也はその声で光と闇の瞑想から目覚めることになった。あれは東市で干魚の商いをしている鄽（いちくら＝店）の主、権三の声だ。あの荒っぽく図太い声はあの人 […]

第１楽章　闇を照らす光のうたを

投稿日：2021年11月18日
投稿者：じゅうべい(Jubei)
カテゴリー：第３遊行　空也の慈悲なる子守り唄―だからいっしょに歩いていこう― , 平安仏教聖伝―阿弥陀聖（ひじり）空也編―

私、空也は今、暗闇の夜の中にいる。闇が私を包んでいる。見渡すかぎりそれはどこまでも広がって、果てなく世界を包んでいる。そんな世界の真ん中で、私は独りそこに坐し、耳を澄ませてその声に耳を傾ける。闇に包まれし現実の世で、痛み […]

人気のエントリー

• 第1位
  ～どす・～どすえ
  129ビュー
  2019年09月28日投稿
  
• 第2位
  京都人の地域による住民気質の違い
  117ビュー
  2023年09月15日投稿
  
• 第3位
  京の町を守る四神
  96ビュー
  2022年11月07日投稿
  
• 「琵琶湖の水止めたろか！」実は京都側の脅し文句だった？
  83ビュー
  2022年07月04日投稿
  
• 京都の各大学のイメージ～５～
  72ビュー
  2019年03月20日投稿
  
• 「ええ」か？「よろし」か？
  60ビュー
  2019年10月12日投稿
  
• よろしおす
  59ビュー
  2019年10月05日投稿
  
• 八坂神社の、少しだけ怖いお話
  53ビュー
  2023年08月17日投稿
  
• 京都人は形容詞を2回続けて言う
  52ビュー
  2022年03月12日投稿
  
• どんつき・はすかい・はす向かい
  47ビュー
  2021年12月06日投稿
  

カテゴリー：Category

• 京都よもやま話 (158)
• 京都の観光地 (61)
• 京ことば (20)
• 京都のラーメン (12)
• 京都のスイーツ (11)
• 京都のご利益 (14)
• 神道のお話し (31)
• 仏教のお話し (30)
• 平安仏教聖伝―阿弥陀聖（ひじり）空也編― (56)
  • 第10遊行　闇の盗人物語 (6)
  • 第11遊行　阿弥陀念仏の光―穏やかな温もり　明かりが灯される― (6)
  • 第12遊行　名もなきものたちの絆―だからこそ生きてゆく、こんな時代の真ん中で― (5)
  • 第13遊行　終わらない唄をうたおう　永久（とわ）に続くいのちの唄を (2)
  • 第９遊行　闇よりの目覚め―俺たちに明日はない？― (6)
  • 第１遊行　弥陀のおわします極楽京都 (2)
  • 第２遊行　星降る夜に―闇夜の中の子守唄― (2)
  • 第３遊行　空也の慈悲なる子守り唄―だからいっしょに歩いていこう― (3)
  • 第４遊行　東市の市人（いちびと）権三の帰依―菩薩としてただひたすらに― (6)
  • 第５遊行　羅城門・阿弥陀物語―温かく、やさしく、穏やかに― (5)
  • 第６遊行　旅空の下で (2)
  • 第７遊行　光へと続く新しい明日を (6)
  • 第８遊行　絆を胸に―行こう、その先の明日へ― (5)
• 地上極楽巡礼記―智慧と慈悲の共生社会― (7)
  • １．仏法の道―慈悲の楽園　大如来蔵浄土― (5)
• 靴職人の小部屋 (3)
• みやびの小部屋 (7)
• ばかものランボーの気まぐれバカ小説 (5)
• ばかものランボーの作詞コーナー (4)
• ばかものランボーの深イィ映画の話 (9)
• シシンについて (2)
• 日常のできごと (6)
• ウェブ技術 (9)
• 趣味のお話し (1)
• 自己紹介 (7)
• その他 (5)