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皆さんお元気ですか。京都の八坂神社に古くから祀られているスサノヲ様は、高天ヶ原から降られる際、新羅(今の韓国)にお立ち寄りになり、牛頭山に祀られている御神体こそがスサノヲ様の化身であると言われる由縁であると言われています。
スサノヲ様は、島根県の熊野大社を始め、出雲大社の素鵞の社などにお祀りになられており、数多くの言い伝えを残されておられます。それでは、お話の続きをしましょう。
そうしてスサノヲ様は、食べ物をオオゲツヒメ様に乞い求められました。そこでオホゲツヒメ様は鼻や口、またはお尻からも様々な美味しい食材を取り出されて、それを様々に調理され調えてお出しなそうとなさいました。
(オホゲツヒメ様は四国の粟の島とも云われる神様であり、その大地より様々な穀物、野菜など、島に接する海より魚などが採れる事を、日本神話で人と表されているのだと思います。スサノヲ様は、カグツチ様と同じく燃え盛る炎を日本神話で表されているのではないでしょうか。)
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そのオホゲツヒメ様の業(わざ)を立ち覗いておられたスサノヲ様は、わざと食べ物を穢して食べさせる為に出そうと思い違いなさって、その場で直ぐにオホゲツヒメ様を殺しておしまいになりました。
そうすると、殺されたオホゲツヒメ様の身体から次々に、頭からは衣服の元となる蚕(かいこ)が生まれ、二つの目からは私たちが食べる米の元となる稲の種が生まれ、二つの耳には粟(あわ)が生まれました。
そして、亡くなられたオホゲツヒメ様の鼻には小豆が生まれ、陰(ほと)には麦(むぎ)が生まれ、お尻からは大豆(まめ)が生まれました。
それをご覧になられたカムミムスビノ御祖命(みおやのみこと)がお現われなさり、これらの物をお拾いになってお与えになり、五穀の種となさいました。
(カムミムスビ様は母神とも云われ、オオゲツヒメ様の死を大層悲しまれたと思います。カムミムスビ様がオオゲツヒメ様の亡き骸から生まれたものをお与えになったのは、スサノオ様とも云われ、スサノヲ様が悔い改められたのでしょうか、それを実らせる為に苦労をなされ、今の我々の食している五穀の種となり、大地に稲穂などが実ると云われます。)
(それ故に、私たちは米を作ったり物を作ったりする苦労がやむことがないと云われ、最後に実らせる為に苦心なされたスサノヲ様の気持ちを心より分かり、神様の心に触れて老人となるのではないでしょうか。)
(続く)
この記事を書いた人
落ち武者(Surviving Soldier)
初めまして、落ち武者と申します。星座はかに座、血液型はO型であります。趣味は神社参り、読書でございます。声が大きく、よく言えばわかりやすいのですが、悪く言えばうるさいので気を付けて行きたいところでございます。よろしくお願いいたします。