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今日も様々な人が集まり、さまざまな人が活発に行き合う都市京都。静かな路地を少し出て、大通りに向け足を運んでみたならば、賑やかな人通りに出る都市京都。「静」と「動」が背中合わせで同居して、いまもなお日本の文化が息づいている千年の都。
そんな都の中に、その森はあります。京都駅からそれほど遠くない場所にある梅小路公園。広い野原のようなあたたかそうなその場所には、園内に京都市水族館も内包されています。

梅小路公園。

その公園内にあるんですね。市街にいながらにして、自然を感じることができる森が。

「いのちの森」。
京都市民の間ではそう呼ばれて親しまれています。

人が集まり活発に交流している都市。そこに暮らしていると、日々の生活に追われたり仕事に追われたりと忙しくなり、心が疲弊してしまうことがよくあります。
そんなとき、自然と私は森が恋しくなるのです、私の地元が緑に囲まれた田舎だったからでしょう。子供のころ、私の周囲には当たり前のように緑の山が存在していました。土があり、草が生え、蟻やカエルなどの小動物が大地で一緒に暮らしていました。
森に囲まれた自然の中で、みんなが一緒に暮らしている。そんな中で私は生きてきたのです。
「いのちの森」。そこはまさに、その自然環境が見事に再現されている場所でした。

いのちの森。

区画としては小さく感じましたが、その森の中ではさまざまな自然の息吹を感じることができたのです。土があり、草が生え、樹々が大地に根を張って、その下で蟻さんがせこせこと元気よく動いて活動している。

森に囲まれた泉。

小さな泉があり、その付近では鳩さんがちょこちょこ移動したり、かと思えば小さい鳥さんたちが自由に緑の中を飛び回ったり。

草をムシャムシャするハト。

木の葉がお互いにこすれ合う音。風に吹かれて木の葉を揺らし、私の目に立つ鬱蒼とした緑豊かな樹々たち。ベンチに座ってその姿を眺めていると、ゆったりとした何とも言えない癒しの力が樹々から伝わってきました。
森林浴は体にいいとよく聞きますが、それは科学的にも証明されているんですよ。
森の音は130キロヘルツにも達する高周波を発しているといいます。鳥や虫の声、葉擦れの音、せせらぎの水の音。それらのいのちがかもし出す音は、130キロヘルツという非常に広い音域にわたっているのですね。一般に、森は「静けさ」のイメージが強いです。しかし実際は、森は都市よりもはるかに豊かな音の世界に満ちているのです。
そして森が醸し出す高周波の音は、私たちの脳内物質を活性化させ、免疫力を高めてくれることがわかっているのです(安田喜憲『生命文明の世紀へ―「人生地理学」と「環境考古学」の出会い―』株式会社 第三文明社、2008年など)。
いかがでしょう。まさに、「いのちの森」という名前にピッタリではありませんか。

命と命が共に生き、森の中で鳥や蟻や水が共に生きている。みんなが一緒に森の中で命の営みを行っている。すばらしいですね。もうずっといてもいいくらいです。

小路公園「いのちの森」

  • 〒600-8835
    京都市下京区観喜寺町56-3。梅小路公園内
  • TEL : 075-352-2500
  • FAX : 075-352-2561
  • 開園時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
  • 休園日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
  • 入園料:200円(小学生以上)※朱雀の庭へ入園後、いのちの森へお進みください。
  • URL:https://www.kyoto-ga.jp/umekouji/inochinomori/index.html
  • インスタグラム:https://www.instagram.com/kyoto_umekojipark/

交通アクセス:市バス33・特33・58・86・88・205・208「梅小路公園・JR梅小路京都西駅前」下車すぐ。JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅下車すぐ。JR「京都」駅から徒歩約15分。
駐車場:梅小路公園にあり。

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