第1楽章 許されたる者―前編―
投稿日:2024年01月18日投稿者:じゅうべい(Jubei)
カテゴリー:平安仏教聖伝―阿弥陀聖(ひじり)空也編― , 第12遊行 名もなきものたちの絆―だからこそ生きてゆく、こんな時代の真ん中で―
前編:明日への道を照らす心 「今日もいい天気ですね」 俺、辰巳はその日、太陽の光が降り注ぐ青い空の下で、鴻臚館(こうろかん)の外に設置されている木製の長椅子に腰掛けて過ごしていた。隣には空也様が共に腰掛けており、地面では […]
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前編:明日への道を照らす心 「今日もいい天気ですね」 俺、辰巳はその日、太陽の光が降り注ぐ青い空の下で、鴻臚館(こうろかん)の外に設置されている木製の長椅子に腰掛けて過ごしていた。隣には空也様が共に腰掛けており、地面では […]
ある休日の日、京都駅の地下にある京都ポルタをお散歩していたら、なんだかすごく美味しそうなお店を見つけた。 それが、ここだ。 やきとり屋さんのようだが、 ウィンドウを見るとどうやらそれだけではないらしい。 立て看板を見てみ […]
こんにちは。お知らせの刻限になりました。HHK(エチエチケー)(平安放送協会)からの衝撃的なお知らせです。まずは、こちら。 坂東の荒くれ武者、平将門(たいらのまさかど)氏、謀反。 日本の第50代桓武天皇四代の皇胤であり、 […]
後編:青い風の光 東市は今やあらゆる階層の上下の区別を超えて、 実に多くの皆の衆の活動のおかげで成り立っているのだ」 と、空也上人は「空」と「東市」と書かれた地面の上部に「市司」、右側に「市人(売る者)」、下部に「買う者 […]
前編:あらゆる階層の上下の区別を超えて 「では上人(しょうにん)どの、阿弥陀仏さんは今ここにもいらっしゃるというのかい?」 「ああ、いつでも、どんな時でも、どんな場所にもいらっしゃる。こうして念仏を称えれば、阿弥陀仏様は […]
近頃はコロナもあまり話題にならず、さまざまな観光客が日本あるいは外国からぞくぞくと京都にやってきている。そんな状況だからこそ、最近はこう思うことがけっこうある。 せめて道案内くらいの英語は使えた方がよさそうだな。 ごくた […]
後編:阿弥陀仏の光 ―念仏はすべてのわれらを救うためにあるのだ― 上人(しょうにん)様は表情穏やかに、東市で念仏について聞いてきた人にこのように答えられたのだという。 「南無」とは信じ委ねること、 「南無阿弥陀仏」とは、 […]
前編:市聖(いちのひじり)の阿弥陀念仏 「さあ、着きました」 俺、辰巳はその日、お邑に連れられて京の都の東市に来ていた。 青い空の下で、心地よく穏やかな風が頬をなでる。今日も実に様々な人が行き交い、売り買いを通じそれぞれ […]
おうおう、今日も北野天神様は平和そのものという感じでそこに鎮座しておられるわ。これも、〈学問の神〉として祀ったおかげかのう。 今日もわしは、京の都で平安な日々を送ることができることに感謝しながら、そこに足を運んでおった。 […]
後編:穏やかで、強く、温かいつながりの中で ありがとう、お邑(おゆう)。 俺を助けてくれて、支えてくれて、本当にありがとう。 そう思っているのは、おそらく俺、辰巳だけじゃない。鴻臚館で生活するすべての俺たちが思っているこ […]
前編:穏やかな温もり 明かりが灯される 今日もこの場所には、都の路上でその日暮らしをしていた病者や貧者、孤児たちが、お互いに寄り添って過ごしている。ここには様々な事情で都にて貧者や病者、孤児となってしまった人が生活してい […]