今日もここは静かですなぁ。だからいいのです。

お散歩ついでにふらりと立ち寄った京都御苑。そこにあったカフェでゆっくりしながら、ゆったりボーっと御苑の景色に目をやってみる。

なんともいえないとても静かな空間。とても落ち着いた空間。すぐそこに都会の喧騒があるにもかかわらず、ここには一切の喧騒がない。京都はこういう場所が多いから不思議だ。静と動がちょうどいい加減具合で共存している。京都に暮らしているとつくずくそう感じることがある。そしてそれが京都の魅力の一つといえる。

そんな静かな空間の中、休憩所のカフェ〈SASAYAIORI+ 京都御苑〉にて、こんなスイーツがあったので頼んでみた。

福来（ふっくら）どら焼宇治抹茶スペシャル（１０００円）

なに？福来どや焼き！？いや～ほんまかいな。わてもあんたと出遇えてうれしいわ～～。あ～～いやらんらんら～～ん♪

ほかにもこんなメニューがある。

見る限りかなり充実したメニューのようで。

しかしこのカフェで過ごす良さというのは、なんと言っても静かで落ち着いた空間をゆっくり享受できるところにある。京都御苑の景色に心洗われながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるのだから。

これはいい所を見つけた。

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しかもそれだけにあらず。ゆっくり休憩した後は、これまたゆっくり京都御苑の散策を楽しむことができる。

カフェと散策。
二つの楽しみを同時に味わうことができるので、ある。

エンターテイメントな楽しみとはまた異なる、静かなる境地を堪能する楽しみ。清涼な境地を自在に遊戯（ゆげ）する楽しみ、とでも言えようか。

ああ、もしかすると京都はそんな場所かもしれないな。
ふと、そんなことにも気づいた。

それが京都の観光地の魅力なのかもしれない。そうだ、きっとそうだ。

〈動〉的なエンターテイメントとは異なる、〈静〉的な遊戯（ゆげ）の楽しみ。

それが、京都の楽しみ方、なのかもれない。

さてと、ゆっくり休憩したことだし、そろそろ散策に出かけようか。

〈静〉的な遊戯（ゆげ）の楽しみを、存分に味わいに行こう。

〈SASAYAIORI+ 京都御苑〉さん、ありがとうございました。
では、行ってまいります。

※遊戯（ゆげ）：心にまかせて自由自在に振る舞い、遊び楽しむこと。